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歯科マーケティング.biz > アンケートデータ > 審美歯科の受診動向について

アンケートデータ

審美歯科の受診動向について

調査概要


・調査手法:インターネットアンケート
・調査主体:メディカルコミュニケーションズ株式会社
・調査対象:歯科医院検索サイト「歯科に行こう!」の会員
・サンプル数:661人(男性359名、女性302名、年齢20才~69才)
 ※回答者属性の詳細は図1~図3を参照
・調査実施日:2008年9月25日~9月29日




調査結果サマリー


審美歯科の受診経験と認知経路
審美歯科の受診経験の質問に対しては、全体の15.4%が受診したことがあると回答した。(図4)そのうちクリーニングを除いた受診経験は10.0%であった。治療は受けとことはないが、過去に検討したことがあるか、または現在検討している人は全体の23.4%と比較的多い数となった。性別に見ると男性よりも女性の方が受診経験が高い。受診した審美歯科をどうやって知ったのかという認知経路は、自宅や会社の近所にあったからという回答が最も多く(41.2%)、来院患者の基盤は比較的狭い範囲の診療圏にあることがわかる。
ただし、インターネットで検索して認知したという回答も合計では、25.5%あり地域の診療圏以外の中期診療圏からの集患には有効な手段となっていることがうかがえる。



審美的治療を受けるきっかけは歯科医院のお勧め。
歯科医院に審美的治療を進められた経験があると回答したのは、全体の13.3%と少ない結果となった。(図5)ところが、審美的治療を勧められた人のうち実際に審美的治療を受診した人は60.2%であり、薦められたことがない人の中で実際に審美的治療を受診した人は、わずか8.6%であった。この結果から審美的治療は患者が自発的に受診の要望を申し出るケースは少なく、クリニックのスタッフや歯科医師がお勧めすることで治療に至るケースが多いことがわかる。このことから審美的治療を核に自費率向上を目指すためには、保険で来院する患者に積極的にお勧めしてみることが重要と考えられる。



審美的治療の受診には心理的な障害を取り除くことが肝要
審美歯科を受診するにあたってのマイナス要因や不安要因を質問したところ、「保険が効かない」(49.9%)「治療費がもったいない」(36.8%)という回答が多かった(図6)。「保険が効かない治療=もったいない」という構図があり、審美的治療を受けるかどうかの判断に経済的な観点がもっとも大きい心理的なハードルになっていると考えられる。
また、女性においては「どの審美歯科を選んでよいかわからない」「審美治療のことがわからない」「自分の周りに経験した人が少ない」という回答も多く各々20%を超えている。
このことから、どのような治療を受けるかという知識がないため、保険の効かない高額な治療費がもったいないというイメージが先行しているように思われる。治療の内容や効果、また費用についても詳しい説明をしたり、小冊子や審美的治療の概要がわかる院内報を来院患者に配布するなどして、事前に心理的なハードルを下げさせる仕掛けが必要であると思われる。



審美的治療のコアターゲット層は?
審美歯科を受診する患者(プロフィール)の属性を明らかにするために、審美的治療科目の受診意向と回答者の属性の相関関係分析を行った(図7)。その結果、性別や年代、職業、子供の有無といった基本的な属性(デモグラフィック属性)とはほとんど強い相関は見られず。ファッションやインテリアの志向性、買い物時の購買態度などのライフスタイル的な属性が審美歯科の受診意向に大きく関係していることがわかった。
また、ライフスタイル的な属性以外では「歯の色が黄ばんだり黒ずんだりしている」や「歯並びが悪い」などの歯の美容的なコンディションも大きな相関要因として浮かび上がってきた。
このことから、常日頃から来院患者の趣味志向を把握しておき、ファッションやインテリアなどに興味のある人に対して審美的治療をお勧めするパターンを実行することが審美的治療へのスムーズな移行に大きな成果をもたらすと考えられる。 また、アメリカ発の金融危機の影響で今後不況になることが想定され、そのような時期が到来すると、ますます自発的に審美的治療を受けようという患者が少なくなると想定される。これからは保険治療の患者のなかから如何に審美治療などの自費に誘導するかが審美治療中心に経営をしてきた歯科医院にとっても重要な課題となる可能性がある。

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