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歯科マーケティング.biz > アンケートデータ > 予防歯科の業態としての可能性を探る

アンケートデータ

予防歯科の業態としての可能性を探る

調査概要

・調査手法:インターネットアンケート
・調査主体:メディカルコミュニケーションズ株式会社
・調査対象:歯科医院検索サイト「歯科に行こう!」の会員
・サンプル数:475人(男性272名、女性203名、年齢20才~69才)
 ※回答者属性の詳細は図1~図3を参照
・調査実施日:2008年8月16日~8月18日




調査結果サマリー


予防歯科を受診しない理由
予防歯科の受診状況を質問したところ、「定期的に通っている」と回答した人は全体の27.2%であった(図4)。逆に「症状が出る前に歯科医院に行ったことはない」と回答は全体の42.5%と最も回答が多かった。回答者が「歯科へ行こう」の会員で比較的歯に対する意識の高い人であることを考慮すると予防歯科に通わない比率は現実的にはもっと高いと推測される。
性、年代別に見ると、女性のほうが予防歯科に通う比率が多く、とくに女性の40代、50代で野傾向が顕著に現れていることがわかる。予防歯科を受診しない理由は、「面倒だから」が顕著に多く、受診しない理由の60.6%を占めている(図5)。このことは積極的に行かない理由があるわけではなく、何らかのきっかけで通い始める可能性があることを示唆している。一方で男女ともに20代では「もったいないから」という回答が多く、可処分所得が低い層においては経済的な要因でネガティブな理由が存在している。



今後の予防歯科の受診意向は高い。
今後の予防歯科の受診意向は、「是非受診したい」が36.2%、「やや受診したい」(36.6%)を合せると全体の72.8%が受診意向のあることがわかる(図6)。また、女性において顕著に受診意向が高い傾向が現れており、美容的な意識と関連があるのではないかということが推測される。予防歯科の業態としての可能性を検証するために、あえて医療ではなくクイックマッサージやリフレクソロジーのような業態と受診意向を比較してみた(図7)。結果的にこのような業態と比較した場合「予防歯科」の受診意向は圧倒的に高いことがわかった。クイックマッサージやリフレクソロジーのような業態は、駅ビルやショッピングセンター立地が多く、チラシ、店舗のファサード(外装前面)を工夫することにより店前の通行客をいかに店に引き入れるかに力を入れている。予防歯科もこれらの業態のマーケティング手法を取り入れることによって大量の来院患者数を確保できる可能性があるのではないかと推測できる。この点は今後の歯科医院経営に是非取り入れていきたいところである。



予防歯科で受診したい診療やサービス
予防歯科で受診したい診療やサービスについては、歯石除去が最も多く全体の55.6%を占めている(図8)。次いで「ヤニ・ステイン落とし」40.0%、PMTC34.5%となっている。また比較的安い価格を想定した「簡易的なホワイトニング」の回答もPMTCとほぼ同じくらい多く全体の33.7%となっている。診療やサービスの受診については女性において顕著に受診意向が高い傾向が見られ、歯石除去やPMTCといった歯のクリーニングからホワイトニング需要への発展が読み取れる。50代以上の女性においてはブラッシングの需要が高く美容的な要因よりも歯周病にたいする予防という意識が強い傾向が表れている。



以上の調査結果より予防歯科を中心とした業態は今後非常に高いポテンシャルがあるのではないかということがわかってきた。根本的な立地の選定も考えながら、診療サービスメニューの明確化や認知度の向上を狙ってマーケティング的な観点で取り組んでみる価値は十分にあるのではないかと考えられる。
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